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坐骨神経痛とラセーグ徴候坐骨神経は腰髄4番5番から腰髄5番仙髄1番から多く
出ている神経です。
この部位で椎間板の突出や脱出による椎間板ヘルニア
によって坐骨神経の神経根を圧迫されると
坐骨神経痛を
発症します。
他にも、臀部を走行する梨状筋の短縮などにより
坐骨神経が圧迫されても疼痛がでます。
この場合は
梨状筋症候群といいます。
坐骨神経痛の主症状は腰痛と圧迫側の下肢痛です。
疼痛の種類も下肢の放散痛から重圧痛などあります。
また、知覚障害(触覚鈍麻、しびれ感)や腓腹筋、
前脛骨筋、長短腓骨筋の筋力低下を起こし、腰椎
では疼痛回避姿勢である側弯が見られます。
坐骨神経痛の検査としてラセーグ徴候はこの疾患に
対して最も他覚的所見を得ることができます。
ラセーグ徴候とは下肢伸展挙上テスト、SLRテスト
ともいわれ、背臥位にて膝伸展位で下肢を挙上していく
テストです。
この検査によって坐骨神経が伸長され、L5、S1、S2
神経根も伸長されます。
正常では股関節70°屈曲させても疼痛はでません。
しかし、坐骨神経痛では70°以下で疼痛がでます。
この場合ラセーグ徴候陽性となり、この角度が0°に
近いほど症状が強いと考えられます。
ラセーグ徴候の注意点としてハムストリングの短縮
と間違えないようにします。
あらかじめハムストリングスを緩めるために膝屈曲位
から股関節を屈曲させ、徐々に膝を伸展させるという
方法もあります。
また、ラセーグ徴候が陽性であった場合股関節屈曲角度
を5°ほど緩めその位置から足関節背屈させた時に疼痛が
でると
ブラガード徴候陽性となります。
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