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違いを作る

違いを作る

多くの脳卒中の患者さんは自らの身体に対して
無頓着です。

今自分の身体がどうなっているのか。

姿勢がどうなっているか。

なぜ動きにくいか。

など・・・

何かよくわからないから何となく動く。

得意な部位で動く、得意なパターンで動く。

その結果がいわゆる片麻痺の方特有の姿勢であったり、
歩行であったりします。

患者さんの無頓着さに気づかせてあげることが
大事です。

気づくには「違いを作る」ことです。

安心と不安、気持ちいいと気持ち悪い、痛いと痛くない、
立ちやすいと立ちにくい、しっかり立てるとこけそうな感じ、
歩きやすいと歩きにくい、伸びていると曲がっている、
感じると感じないなどなど。

この違いを感じる事が出来ないと患者さんは変われません。

この違いが情報となって動作をするときの目安になります。

患者さんは最初は違いに気づけません。

感じ取れているけどどれを感じ取ればよいのかが漠然と
して分からないのです。

だから最初はかなり誇張して違いを作る必要があります。

0か100か、ぐらいの違いです。

それぐらいの誇張した違いでやっと気づけます。

セラピストが介助して100%の状態を作る。

その後手を離してみる。

その大きな違いが安定している、不安定だの違いの理解
に繋がります。

この時、セラピストが100%を作るだけでは何が良いのか分かりません。
出来ない部分もしっかり体験してもらう必要があります。

上手くいっている場面だけを作って、いいでしょ?楽でしょ?
立ちやすいでしょ?

といっても患者さんは分かりません。

ここが感じれると安定する。

ここがグッとくると安定する。

が分かるためには、ここが感じれないと不安定だ。

ここがグッと出来ないとこけそうだ。

という経験が同時に必要になります。

その経験をどれだけ上手に作れるかがセラピストの
腕になります。

そして、0か100かが分かってくると、0か50か100か、
0か25か50か100かといった具合に違いを細かく、微妙に
していきます。

この細かい変化に気づけるほど自らの身体に気づき
修正できます。

課題の難易度とその方にとって注意を向けやすい
言葉の選択が重要です。
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Author:coldsweat
理学療法士、パーソナルトレーナーとして勤務

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