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変形性膝関節症

 以前にも書いたように私はパーソナルトレーナーとしてだけでなく、整形外科でリハビリテーションを

させてもらっています。そこに来られる患者様の多くがいわゆる慢性疾患の患者様で、疾患のほとん

どは腰痛、変形性膝関節症、肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)、頚椎症のどれかです。

これら慢性疾患はこれまで長年の日常での姿勢、動作などの生活習慣が原因となっている事が多

いため、改善も難しく問題点も根が深いと考えられます。その中でも今回は変形性膝関節症について

書いてみたいと思います。

 膝に痛みをもっている方の特徴としてO脚変形をしています。(O脚でなくても痛みのある方はたくさ

んいますし、O脚であっても痛みのない方もいます)痛む場所として膝の内側が痛い事が多いのです

が、これはO脚変形では太ももの骨(大腿骨)の内側とすねの骨(脛骨)の内側がこすれるからです。

痛みの出かたは様々で、曲げると痛い、正座だけ痛い、動き出しだけ痛く後は痛くない、階段の昇り

が痛い、降りるときが痛いなど・・・
 
特徴の共通点はO脚をはじめ、膝の皿(膝蓋骨)の動きが悪い、太ももの内側の筋(内側広筋、内転

筋)の弱化、膝を真っ直ぐ伸ばせない(エクステンションラグ)などがあります。

これら共通点は代表的なものですが、各々単独で起きているのではないのです。変形性膝関節症

患者様の多くは中高年のかたで、その姿勢は背中の曲がった円背姿勢をとっています。背中が曲が

ると骨盤は後傾しやすく、骨盤が後傾すると股関節はO脚方向に向きやすくなります。円背姿勢では

身体の重心が後に行きやすく、後に倒れそうになるのを膝を曲げてバランスをとろうとします。

 O脚は脚の外側で身体を支えるため内側の筋肉を使わないので弱ります。また後ろ重心では身体

を支えるために前面の筋が緊張します。そのため膝の皿にストレスがかかり動きが悪くなりま

す。そしてバランスをとるために曲げている膝は常に曲がっているので膝の裏側の筋が固まり真っ直

ぐ伸びなくなります。こうなると膝の動きが悪くなり痛みがでるのは当然ですよね。

これらを改善するために硬くなった筋の柔軟性を改善し、弱った筋の筋力を強化するのは当然です

が、根本的な原因が姿勢にあるので姿勢の改善も重要になります。円背姿勢はその時点で膝に負担

がかかる姿勢なので高齢者のような円背変形していると難しいですが、そうでなければ体幹の機能を

改善し綺麗なアライメントをとれるよう指導する必要があります。

また円背姿勢ではバランスをとるために膝を曲げるだけでなく、アゴを上げてバランスをとります。これ

が続くと首に負担がかかり、頚椎症になりやすいですし、骨盤後傾位では腰に負担がかかり、腰痛に

なりやすくなります。またO脚を代償するように足を偏平足にし、偏平足は外反母趾を誘発させます。

姿勢の問題は円背だけではないですが、全身に問題を起こします。局所だけでなく全身も観察し改善

する必要があります。


コアの重要性

膝が痛いのは筋力のせい?

こちらも参考にしてください。

膝関節運動連鎖についての詳細はこちらを参考にしてください。



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PHIピラティスマットインストラクター
現在理学療法士になるため精進中

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